MINORU MONOLOG
ミノルノヒトリゴト
ミノルノヒトリゴト「昨日の夜、キシと2人で話したこと」 – #102
こんにちは。昨日は夕方から定例会議があり、1人ずつのスピーチの中でキシから「もっと北映らしい企画とかをやっていきたい」というコメントがあった。そういえば、この2~3ヶ月とにかくクライアントワークばかりをやってきていた。HOKUEI TVの撮影も、北の映像舎の撮影もなく、特段大きいプロジェクトで現場にみんなで足を運ぶようなこともなかった。僕は出張や打ち合わせの為に外へ足を運ぶことは多々あったけど、オフィスに残るクリエイターたちにとってはただただオフィスでデスクとプロジェクトと向き合う日々だったと思う。決してそれらが嫌という訳ではないと思うのだけど、やっぱり元々僕らが自社開発の意味で取り組んでいたYouTubeの撮影や、企画というのとは大きく違う。そういった意味での「北映らしい」ということだと思う。ただ、僕の結論としては「今じゃない」ということ。逆をいえば「今は”これ”をやるべきだ」と。かなり抽象的表現だけど、そういうこと。要するに、今の自分たちがやるべきことははっきり決まっていて、それは見掛け倒しのパフォーマンスではなく、きちんと実力をつけること。これに尽きる。でないとプレイヤーとして長くは走れないし、付け焼き刃のプロジェクトでは遠くには行けない。このことは会議のあと2人だけでオフィスに残り、そこそこの時間を掛けて話したことなんだけど、最終的には2人で意見が合致した。考えてみれば、僕にとってのプロジェクト=企画がそもそも「この会社」である。この会社のブランド力を上げることこそが、それすなわちプロジェクトであり、ミッション。欲張りかもしれないけど、「ああ、あそこの会社さんも北映さんで手掛けてるんですねぇ」というこのフレーズを世の中にいくつ増やせるのかが勝負だと思っている。その為には自分たちの満足度とお客さんの満足度を上げていく必要があるし、もっと言えば会社員だろうと、フリーランスのクリエイターだとしても、人として、常にお客さんの顔を想像して仕事する必要がある。「喜んで涙ぐんでくれるお客様」「感動して言葉を失うお客様」「驚いてニンマリしちゃうお客様」納品時やプロジェクトが終了したときに与える感情というものには色々なパターンがある。だからこそ、そんな最後をイメージして仕事をしていくことが「今の自分たちには必要なこと」だと思う。なんて話をした。ではまた。